キャンプチェアは、食事のときも焚き火のときも欠かせない道具ですよね。でも最近はいろいろなブランドからヘリノックス型のコンパクトチェアが出ていて、どれを買うか迷ってしまいます。
我が家も同じでした。2026年にDODのスワルスエックス2を買って、8月と9月の2回のキャンプで、7才と4才の子どもと一緒に使っています。
結論から言うと、買って正解でした。コンパクトさと安定感が両立していて、コスパもいいチェアです。ただし、座り心地をいちばんに考える方には向きません。
この記事では、実際に使って分かった良かったところと、正直に気になったところをお伝えします。

コンパクトチェア選びで迷う3つのこと
ヘリノックスのような形のコンパクトチェアは、よく似た商品がたくさんあって迷いますよね。
我が家が買う前に迷ったのは、次の3つでした。
① 置き場所と、車への積みやすさ
それまで使っていたのは、15年以上前に買ったコールマンの収束型チェアです。

設営は簡単で、座り心地にも不満はありませんでした。ただ、大きくて困っていました。
キャンプ道具を収納できる場所が限られているので、家では置き場所に困り、車に積むときもかさばっていました。結局そのチェアは手放して、コンパクトチェアに買い替えることにしました。
② ヘリノックスとの価格差
我が家には、8年ほど前に買ったヘリノックスのチェアが1脚あります。もう1脚ヘリノックスを買うことも考えましたが、スワルスエックス2との価格差は約1万円。この差を考えると、なかなか踏み切れませんでした。
それに、今持っているヘリノックスは、砂利のような平らでない地面だとバランスを崩しやすいと感じていました。
DODの公式サイトでは、スワルスエックス2を「軽量チェアにありがちなぐらつきを抑制」するチェアとして紹介しています。この点も、選んだ理由のひとつです。
③ 実物に座れないまま買う不安
本当なら、キャンプギアは実店舗で手に取って、じっくり吟味してから買いたいところです。でも、子どもを連れての買い物はなかなか大変ですよね。
我が家も同じ理由で、キャンプ道具はネットで買うことが多いです。今回も実店舗に足を運ぶ時間が作れず、試し座りができないまま買うことになりました。
そのため、最後の決め手になったのは「失敗しても、そこまで痛くない値段」だったことです。
スワルスエックス2の基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格(税込) | 8,690円 |
| サイズ | 約W48×D53×H65cm |
| 収納サイズ | 約W33×D10×H9cm |
| 総重量 | 約1.1kg |
| 座面高 | 25cm |
| 静止耐荷重 | 130kg |
| 生地 | ナイロン、ポリエチレン |
| フレーム | アルミ合金 |
| セット内容 | チェアフレーム、チェア生地、タイベルト、キャリーバッグ |
| カラー | タン、ブラック |
出典:DOD公式製品ページ(2026年9月15日確認)
座面高の25cmは、ロースタイルのチェアとしては一般的な高さです。
サイドには、スマホや小物を入れるためのポケットが付いています。付属のタイベルトを使えば、チェアを地面にペグで固定することもできます。
初代のスワルスエックスからは、生地、フレーム構造、キャリーバッグ、収納サイズ、タイベルトが改良されました。初代との数値の違いは、この記事の後半のよくある質問にまとめています。

使って良かった6つのこと
ここからは、2回のキャンプで実際に使ってみて、良かったことを紹介します。
想像以上のコンパクトさ
実物を手に取ってみると、想像していたよりもコンパクトでした。
収納したときの長さは約33cmです。参考までに、今コールマンで売られている、前に使っていたものと似た形の収束型チェアを見てみると、約87cmでした。長さで比べると、3分の1ほどです。
※コールマン公式オンラインショップの「アームチェア」「リゾートチェア」(収納時 約14×14×87cm、2026年9月15日確認)
収納袋に入れた状態なら、4才の子どもでも楽々持てます。
我が家はチェアをまとめてコンテナに入れて運んでいますが、スワルスエックス2を入れても、ほとんど場所をとりませんでした。

1.1kgという軽さ
重さは約1.1kgです。
前に使っていたコールマンのチェアは重さが分かりませんが、今売られている似た形の収束型チェアは約3kg。スワルスエックス2は、その3分の1ほどです。実際に持ってみても、前のチェアよりすごく軽く感じました。

ヘリノックスのような形のチェアには、もっと軽い商品もたくさんあります。軽さだけで選ぶなら、ほかにも候補はあると思います。
それでも我が家は、車でキャンプ場に行き、オートサイトを使うことがほとんどです。チェアを持って長い距離を歩くことがないので、1.1kgの重さが気になることはありませんでした。
砂利の上での安定感
「座ったときにぐらつきにくいかどうか」はスワルスエックス2を選んだ理由のひとつです。じゃあ、実際はどうだったのか?ヘリノックスと座り比べてみました。
8月のキャンプでは、サイトのほとんどがコンクリートだったので、その上での比較になりました。どちらもそんなにグラグラすることはなかったですが、大きく体を動かしたときには、スワルスエックス2の方が、バランスを崩しにくいなと感じました。
ただ、このときはあくまで安定しているコンクリート上での比較だったので、いちばん知りたかった「平らでない地面での安定感」は確かめきれていませんでした。
そこで9月のキャンプでは、砂利の上に2脚を並べて座り比べました。座ったまま体重を左右や前後に動かしてみると、やはりスワルスエックス2の方が、ぐらつきは少ないと感じました。
長い時間座り比べたわけではないし、まだ2回だけの検証ですが、それでも、ヘリノックスで感じていた「砂利の上だとバランスを崩しやすい」という不安については、買う前に期待していたとおりの結果でした。

説明書いらずの組み立て
組み立ては、説明書を見なくても迷いませんでした。
4才の子どもに「穴にポールを差し込んでね」と伝えただけで、フレームを組み立てられました。
ただ、生地をフレームにはめる作業は力が要ります。生地をしっかり引っぱらないとフレームの先まで届かないので、ここは大人の担当でした。
片付けも簡単です。はめるときは力が要った生地も、外すときは固くありませんでした。
収納袋への戻しやすさ
キャンプの片付けで地味に面倒なのが、道具を袋に戻す作業です。袋がきつくて、畳む作業からやり直してもう一度入れ直すという経験はありませんか。
スワルスエックス2とヘリノックスの収納袋を比べると、スワルスエックス2はファスナーが2箇所になっていて、開口部が大きく開くようになっています。そのため、片付けるときも余裕があって収納しやすかったです。


1万円を切る価格
ヘリノックスのような形のチェアを、主なブランドで比べてみました。

| ブランド | モデル | 価格(税込) | 重量 |
|---|---|---|---|
| DOD | スワルスエックス2 | 8,690円 | 1.1kg |
| ロゴス | 2WAY 7075コンパクトバケットチェア | 12,870円 | 1.4kg |
| キャプテンスタッグ | トレッカー ザ ライトチェア | 13,200円 | 1.0kg |
| ヘリノックス | Tac.チェア | 18,480円 | 1.05kg |
| スノーピーク | ノガチェア | 22,000円 | 1.4kg |
※2026年9月19日時点・各社公式オンラインストアの税込価格
※比較は、ポールを組み立てるタイプで、背もたれのあるチェアに絞りました
1万円を切るのは、スワルスエックス2だけです。
実際に座れないまま買うことを決心できたのは、1万円以下というこの値段だったからです。
それでも使ってみるまでは「大丈夫かな、使い勝手はどうかな」という小さな不安がありました。2回のキャンプで使った今は、「買ってよかった」と心から感じています。正直に言えば、気になる点もありますが、この値段で、これだけ使えるのであれば、コスパとしてはとても十分だと思っています。
さらに、チェアは家族の人数だけ必要になります。たとえば4人分そろえるとしたら、Tac.チェアは73,920円、スワルスエックス2なら34,760円。その差は約39,000円です。
テントやテーブルにもお金がかかるなかで、この差はかなり大きいです。
子どもと使って分かったこと
子ども用の椅子は、結局使わなかった
キャンプに行くときは、大人用の椅子と子ども用の椅子の両方を持っていきます。でも結局、子どもたちも大人用の椅子に座っていることがほとんどです。
スワルスエックス2を買ってからも、同じでした。
2人の子どもたちが座ったのは、スワルスエックス2とヘリノックス。子ども用の椅子は、隣で空いたままです。
「子ども用の椅子、座らないなあ」
そう思いながら、私も夫も子ども用の椅子に座ることになりました。座れなくはないのですが、お尻は収まりきらないし、背もたれも低い。とても落ち着ける座り心地ではありません。
しかもスワルスエックス2は、前に使っていた収束型のチェアより座面が低いぶん、子どもには座りやすいようでした。大人が座っている時間よりも、子どもが独占している時間の方が長かったくらいです。
「これじゃ自分が座れない」と思いながら、同時に「大人用でも問題なく座れるんだ」とも思いました。子どもが座ってもぐらつく様子はなく、2人とも何も言わずに座っていました。

子どもが使って危なくないか
座面の高さは25cmです。
我が家の子どもたちは、7才が身長130cm、4才が110cmです。実際に座ってみた様子は、こんな感じでした。
- 座るとき:2人ともスッと自分で腰を下ろせました
- 立つとき:どちらも自力です。4才も、よいしょという感じはなく立てていました
- 足の届き方:7才は地面に届きます。4才は背もたれに寄りかかると少し浮きますが、背中を離して座れば届きます
- 転んだり、椅子が倒れたり:2回のキャンプとも、ありませんでした
離れてみていても、危なっかしさを感じることはなく、安心して使わせることができました。
買い足すのは、子ども用に2脚
この一件がきっかけで、スワルスエックス2をあと2脚買い足すことにしました。大人用にはヘリノックスがあるので、子ども専用として2脚です。
子ども用の椅子を用意しても、結局は大人と同じ椅子に座りたがる。もし同じような状況でしたら、最初から大人用をそろえてしまう方が、家族みんなが落ち着いて座れるかもしれません。
正直に気になった、3つのデメリット
良いところばかりではありません。2回のキャンプで使って気になったことも、そのまま書いておきます。
座面の浅さと、生地の薄さ
買って初めて使った8月のキャンプで、ヘリノックスと並べて座り比べました。ぐらつきを比べたときに、座り心地も一緒に確かめています。
気になったのは、座面の浅さと生地の薄さです。スワルスエックス2は座面が浅く、生地も薄いぶん、お尻を支えてくれる頼りがいという点では、ヘリノックスの方がしっかりしていると感じました。
首の疲れ
首が疲れるなと感じたのは、夕食を食べ終えて子どもたちが寝たあと、消灯までの時間を焚き火のそばでゆっくり過ごしていたときです。
背もたれから体を離して座っているときは、そうでもありません。でも、背もたれに深く寄りかかると、首だけ預ける先がなくなります。そのまま長く座っていると、だんだん疲れてきました。
これは、我が家のヘリノックスも同じです。
焚き火を眺めながら、ずっとゆったりくつろいでいたい方は、気になるところかもしれません。
そんな方には、頭を預けられるモデルもあります。背もたれの高い「スワルスエックスハイ2」との違いは、記事の後半のよくある質問でまとめています。
サイドポケットとスマホの相性
スワルスエックス2にはサイドポケットがついています。DODの公式サイトにも「スマホや小物を入れることができる」と紹介されています。
ポケットは座ったまま手が届く位置にあり、試しに出し入れしてみたぶんには、使いにくさはありませんでした。
ただ、実際にiPhone 16を入れてみると、縦の長さの半分くらいがポケットから出てしまいました。収まりが悪く、あえてここには入れないかな、と感じています。
結局、2回のキャンプとも、サイドポケットには何も入れないまま使っていました。

スワルスエックス2とヘリノックスの比較
我が家では、8年ほど前に買ったヘリノックスのチェアも使っています。2脚を比べた結果を、表にまとめました。
※8年前に買ったものなので、今売られているヘリノックスのチェアとは仕様が違うかもしれません。
| 比べたところ | スワルスエックス2 | ヘリノックス | 使ってみて |
|---|---|---|---|
| ぐらつきの少なさ | ○ | △ | コンクリートでも、砂利で体重を動かしたときも、スワルスエックス2の方がぐらつきが少なかった |
| 座り心地(お尻の支え) | △ | ○ | 座面の浅さと生地の薄さの違いを感じた |
| 収納袋への戻しやすさ | ○ | △ | ファスナーが2箇所あり、口が大きく開く |
| 価格 | ○ | △ | 今売られているTac.チェアとは約1万円の差 |
| 色の選択肢 | △ | ○ | スワルスエックス2はタン・ブラックの2色 |
| 首の疲れ | △ | △ | どちらも頭を乗せる場所がない |
※○=2脚を比べて良かった方、△=もう一方に比べて物足りなかった点です。どちらかが使えないという意味ではありません
座り心地を比べるならヘリノックス。ぐらつきにくさ、片付けやすさ、価格ではスワルスエックス2、というのが我が家で使った結果です。

スワルスエックス2をおすすめできる人、できない人
おすすめしたい人
- 家の収納場所や、車に積める量が限られている
- 子どもが大人用のチェアに座りたがる
- 家族の人数分など、何脚かそろえたい
- チェアの価格を抑えたい
- 焚き火を囲むロースタイルでキャンプをしている
我が家は焚き火を囲みながら、ロースタイルのテーブルで食事をしています。座面高25cmは、このスタイルにちょうど合っていました。
おすすめしない人
- とにかく座り心地を大事にしたい
- ハイスタイルのテーブルを使っている(座面高25cmでは、高さが合いにくいかもしれません)
- 長い時間、どっぷり座ってくつろぎたい(頭を乗せる場所がなく、首が疲れやすいため)
座り心地をいちばんに考えるなら、ヘリノックスの方が合うと思います。
スワルスエックス2のレビューに関するよくある質問【FAQ】
Q1. 初代スワルスエックスとの違いは?
DOD公式サイトに載っている数値で比べると、主な違いは次のとおりです。
| 項目 | 初代スワルスエックス | スワルスエックス2 |
|---|---|---|
| 静止耐荷重 | 80kg | 130kg |
| 生地 | ポリエステル | ナイロン・ポリエチレン(リップストップ) |
| サイズ | W50×D55×H68cm | W48×D53×H65cm |
| 収納サイズ | W34×D12×H12cm | W33×D10×H9cm |
| 重量 | 約1.1kg | 約1.1kg |
静止耐荷重が50kg上がり、収納サイズもひと回り小さくなりました。重さはどちらも約1.1kgです。
公式サイトでは、生地や収納サイズのほかに、フレーム構造・キャリーバッグ・タイベルトも改良したと書かれています。ただ、それらが具体的にどう変わったのかまでは載っていません。
なお、私は初代を使ったことがないので、座り心地の違いは比べられていません。
Q2. 焚き火のそばで使えますか?
DOD公式サイトには、素材の性質上、火の粉に弱いので、焚き火のそばで使うときは十分注意するよう書かれています。
我が家では焚き火から1メートルほど離れた場所で使いましたが、使ったあとに穴や焦げ跡は見当たりませんでした。
ただ、まだ使った回数が多くないので、焚き火のすぐ近くで使うときは、少し距離をとるなど、気をつけておくと安心かもしれません。
Q3. 高さや背もたれの角度は調整できますか?
調整はできません。
座面の高さは25cmで、高さや背もたれの角度を変える機能は、DOD公式サイトにも載っていません。実物を確認しても、変えられる部分はありませんでした。
Q4. 体重が重い人でも使えますか?
DOD公式サイトでの静止耐荷重は130kgです。初代の80kgから大きく上がりました。
ただし公式サイトには、静止耐荷重は目安として測った値で、保証する値ではないとも書かれています。
我が家では、約70kgの夫がドスンと座っても、きしむことはありませんでした。それより体重のある方の場合は試せていないので、公式の数値を目安にしてみてください。
Q5. スワルスエックスハイ2との違いは?
いちばん大きな違いは、背もたれの高さです。スワルスエックスハイ2は背もたれが高く、頭をあずけられるヘッドクッションが付いています。
| 項目 | スワルスエックス2 | スワルスエックスハイ2 |
|---|---|---|
| 背もたれ | 普通 | 高い(ヘッドクッション付き) |
| 座面高 | 25cm | 30cm/36cm |
| 収納サイズ | W33×D10×H9cm | W36×D12×H13.5cm |
| 重量 | 約1.1kg | 約1.8kg |
| 価格(税込) | 8,690円 | 11,800円 |
長く座っていると、頭を乗せる場所がなく首が疲れると感じました。そこが気になる方は、スワルスエックスハイ2も候補になると思います。その分、約0.7kg重く、価格も3,110円高くなります。
スワルスエックスハイ2は使ったことがないので、座り心地は比べていません。
※数値と価格はDOD公式サイトの記載(2026年9月19日確認)
まとめ
スワルスエックス2は、コンパクトさと価格の手ごろさが両立したチェアだと感じています。
座り心地をいちばんに考えるなら、ヘリノックスの方が合うと思います。でも、家の収納場所や車の積載、家族分をそろえる費用まで考えると、我が家にはちょうどよい選択でした。
子ども用の椅子を持って行っても、大人用のチェアに座りたがる。そんな我が家のようなご家庭には、特に合うのではないかと思います。
1脚目のコンパクトチェアとして選ぶなら、まず試してみる価値があると思います。

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